説明
備後絣は伊予絣,久留米絣と並ぶ日本三大絣のひとつであり,昭和30年代には年間300万反も生産され全国一の絣の生産量を誇っていました。
江戸時代末期,現在の福山市芦田町に住んでいた富田久三郎が織物の研究を重ね,製作技法を考案して作った絣織物が発祥とされ,最初に織った模様が井桁模様といわれています。
明治初期に品質改良が進み,美しさ,珍しさが人々の注目を浴び,「備後絣」の名称で全国に広がりました。
今では,絣の単純素朴な色彩,デザインは和服,洋服だけでなく小物などにも利用されています。
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