説明
「うずみ」の由来は諸説ありますが,江戸時代の倹約政治により,ぜいたくが禁止されたことから,具をご飯の下に埋(うず)めて食べたことが始まりといわれる福山の郷土料理。そのため見た目は何の変哲もないご飯のよう。
福山市以外でも島根の石見地方の「うずめ飯」や岡山の「備前ばら寿司」があるなど,「埋める(うずめる)」食文化は現在まで伝承されています。
福山市では,昭和40年代までは,主に秋の収穫を祝う料理として,各所で食べられてきましたが,食生活の多様化に伴い,あまり食べられなくなっていました。
しかし,学校給食での米飯導入に伴い,1990年(平成2年)から郷土料理「うずみ」の歴史の学習とともに小学校児童への提供が始まり,現在でも秋の給食メニューとして提供されています。
もともとは,瀬戸内海産のいりこだしで煮含めた豆腐,里芋,シイタケなどを埋めたシンプルなものでしたが,今では,和・洋・中そしてスイーツなどバリエーションも豊富です。
ふくやま観光・魅力サイト<https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/miryoku/>