岩手県盛岡市
400年の歴史を持つ城下町・盛岡
盛岡藩主の南部氏が築城した盛岡城は別名「不来方(こずかた)城」と呼ばれています。現在では石垣のみの姿ですが「盛岡城跡公園」として、市民の憩いの場であり観光名所となっています。歌人・石川啄木の短歌集「一握の砂」に収められている「不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」という歌は、啄木が盛岡城跡での少年時代の思い出を詠んだ歌です。
四季折々の美しい街並み
盛岡は豊かな自然に恵まれ、四季の移ろいを身近に感じられます。街の中心部を流れる北上川、中津川は、秋には鮭が遡上し冬には白鳥が飛来します。街中には多くの清水、湧水があるほか、市内の各所から岩手山や姫神山などの雄大な山並みを眺めることができます。
赤レンガ館
暮らしに息づく特産品と味
盛岡の特産品には、南部鉄器、紫根染、南部古代型染、漆器のように伝統と高い技術に裏づけられた本物の良さを感じられる工芸品や、盛岡わんこそばや南部煎餅など、古くから暮らしの中で親しまれ郷土食として大切にされてきたものがあります。また、盛岡冷麺や盛岡じゃじゃ麺のように異文化の良さを取り入れ新しい価値を生み出している食文化もあるほか、清冽な水と南部杜氏の技から生み出される味わい深い地酒や、盛岡りんご、もりおか短角牛、津志田芋をはじめ、素材としても大変質の良い農産物があります。
偉大な先人を輩出する文化的な土壌
盛岡は古来から続く厳しい自然風土の下で、揺るぎない信念を持つ芯の強い人間を育ててきました。原敬・新渡戸稲造・金田一京助・石川啄木・宮沢賢治ら日本・世界の歴史に刻まれる先人らは、こうした盛岡の暮らしとの関わりの中で、時代に必要とされる新しい価値観を紡ぎだし、歴史に確かな足跡を残しています。
文京区とのかかわり
石川啄木の生誕の地が盛岡市で、終焉の地が文京区であるという縁から、両都市は交流を深め、永続的な交流が図られることを願い友好都市として提携しています。「啄木学級 文の京講座」や「文京博覧会」を通じ、交流活動が活発に行われています。
自治体名 | 岩手県盛岡市(https://www.city.morioka.iwate.jp) |
所在地 | 盛岡市内丸12番2号 |
電話 | 019-626-7538 |
メール | monozukuri●city.morioka.iwate.jp ※●を@に変換して使用してください。 |